ラオスの北部に位置する古都ルアンパバーンは、ユネスコの世界遺産に登録されている文化遺産です。ラオスの首都ビエンチャンから約400キロメートル上流、メコン川とナムカーン川の合流点に位置するルアンパバーン。
人口約6万人のこの町は、観光客や旅行者が絶えず訪れるにもかかわらず、古くからの伝統や文化的慣習を守り続けています。様々な仏教寺院、魅力的な地元の人々、そして様々なアクティビティがあるルアンパバーンは、ぜひ一度訪れてみたい場所です。
ルアンパバーンの旅行・観光スポット
ルアンパバーンが東南アジアで最も人気のある観光地の一つであることは、驚くことではありません。この街には、畏敬の念を抱かせる寺院、フランスの影響を受けた美しい建築物、そしてフレンドリーな地元の人々が溢れています。誰もが楽しめる旅先なのです。そんなルアンパバーンで、ぜひとも足を運んでいただきたい観光スポットをご紹介します。
プーシーの丘
ルアンパバーンの観光を体験したい人にとって、絶対に外せない観光スポットがあります。それは「プーシーの丘」。ルアンパバーン国立博物館の向かいにあり、世界遺産に登録された街並みやメコン川、ナムカーン川を一望できる人気のスポットです。晴れた日には360度の大パノラマが広がり、観光には欠かせないスポットです。
また、プーシーの丘はメコン川に沈む夕日を眺めるのに絶好の場所で、夕刻には多くの参拝客で賑わいます。頂上には金色に塗られた仏塔（タート・チョムシー）があり、北側には砲台跡があります。付近ではたびたび宗教儀式が行われ、夜間はライトアップされ、ルアンパバーンの神秘性を高めています。
頂上までは328段の階段があり、わずかな入場料がかかります。そのため、この素晴らしい観光スポットを体験したい人は、きちんとした靴を持参することをお勧めします。もし時間が許すなら、プーシーの丘はルアンパバーン訪問の貴重な一部となるでしょう。
クアンシーの滝
美しいクアンシーの滝は、魅惑的な街ルアンパバーンから南にわずか29kmのところにあり、メコン川の支流にあたります。流れ落ちる水が印象的なこの滝は、観光客に人気のスポットとなっています。
滝は何層にも重なっており、それぞれ異なる青い水面を形成しているのが見どころです。エリア内には自然公園があり、最大の滝である落差50mの滝まで遊歩道が整備されています。
また、ツキノワグマ保護センターでは、ツキノワグマを間近に観察することができます。滝の入り口には、お土産屋さんやレストランもあります。壮大なクアンシーの滝は、ルアンパバーンを訪れる観光客にとって、さまざまな見どころや体験ができる究極の場所といえるでしょう。
パークウー洞窟
ラオスのルアンパバーンで、最もエキゾチックで魅惑的な自然の観光スポットをお探しなら、パークウー洞窟は必見の場所です。ルアンパバーンの街から25kmほど上流にあるこの洞窟は、メコン川を見下ろす崖の上にあり、この地域の手つかずの自然美を見事に表現していることで知られています。
タム・ティンとタム・プンの2つの洞窟からなるこの洞窟は、そのロケーションだけでなく、魅力的な特徴や文化的遺産も備えています。
タム・ティンの洞窟では、4,000体以上の仏像に圧倒されます。大きさ、材質、年代、状態はさまざまですが、いずれもこの洞窟が持つ精神的な意味を知る上で、ユニークな洞察を与えてくれます。洞窟内の雰囲気は、日本の「五百羅漢」に似ており、忘れられない体験となるでしょう。
ルアンパバーンへの旅行を計画される際には、ぜひパークウー洞窟を訪れてみてください。景色、文化、そしてスピリチュアルな体験、どれをとっても、本当に素晴らしい旅になるはずです。
ワット・シェントーン
ワット・シェントーンは、ラオスで最も美しい寺院の一つとして賞賛されている崇高な場所です。ラオス北部の都市ルアンパバーンにあるこの歴史的な寺院は、1560年にラーンサーン王朝のセーターティラート王によって建立されました。メコン川とナムカーン川に挟まれた半島の先端に位置し、その威容を誇っています。
この壮大な寺院を訪れることで、旅行者は、歴史、信仰、そして畏敬の念を抱かせる美しさに満ちた、宗教的・考古学的に重要なランドマークを目の当たりにすることができるのです。
ナイトマーケット
ラオスの賑やかな街、ルアンパバーンにあるルアンパバーンナイトマーケットは、エキサイティングで楽しい夜のショッピング体験ができる場所です。木工品、銀製品、伝統的な織物など、地元で作られたさまざまな品物が並び、活気あふれる市場の屋台を探索することができます。
ショッピングだけでなく、ルアンパバーンナイトマーケットは、地元の文化に触れることができる絶好の場所です。ライブ演奏や大道芸人、お祭りのような雰囲気は、ラオスの文化を体験したい旅行者にとって、刺激的で活気のある雰囲気を作り出しています。
市場自体も明るく、安全で便利な場所です。買い物の後は、ナイトマーケット周辺の屋台でおいしい郷土料理やスナック、ドリンクを楽しむことができます。ルアンパバーンナイトマーケットは、誰もが楽しめる、思い出に残る体験ができる場所です。
バンブーブリッジ
ラオス・ルアンパバーンの素朴な渓谷に、ナムカーン川にかかる竹の橋があります。川幅いっぱいに架けられたこの橋は、村人と技術者の共同作業で作られた天才的な建築物です。
この橋は、金属製の金具と竹の板を複雑に組み合わせて作られており、毎年何千人もの旅行者を受け入れることができる、非常に弾力性のある構造になっています。質素な材料で作られているにもかかわらず、そのデザインは実に見事で、エレガントで信頼できる最終製品に仕上がっています。
バンブーブリッジの最大の特徴は、その体験性にある。川の全長を渡りながら、橋の揺れを感じながら、周囲の景色を眺める。橋の下を流れる川のせせらぎと、森でさえずる鳥の声。
人工物ばかりが目立つ現代において、この竹橋は、努力と創造によって達成された輝かしい道標となっている。それは、ラオスのルアンパバーン渓谷に存在する千年の文化遺産の証であり、自然がもたらす美と畏敬の念をいつまでも思い出させてくれるものである。
托鉢
ラオスのルアンパバーンを訪れるなら、托鉢というユニークな伝統を体験しないわけにはいきません。この日常的な習慣は、何世紀にもわたってラオスの文化に不可欠なものであり、ラオスの生活様式の重要な部分を占めてきました。
托鉢は夜明け前に市内の寺院の外で始まり、地元の人々は色とりどりのマットを敷いて、その地域の住民から供物を受け取るのを待ちます。地元の人々はもちろん、観光客も頭を下げて、野菜や果物などの食べ物やお金を捧げるのが伝統的なやり方だ。お布施は僧侶に集められ、困っている人たちに配られる。
旅行者もこの儀式に参加することができますが、僧侶とその恩恵を受ける人々への敬意と尊厳に配慮することが重要です。参加される方は、ドレスコードに従うこと、敬虔な気持ちを保つこと、儀式中の写真やビデオの撮影をしないことを忘れないようにしましょう。
ルアンパバーンで托鉢を体験することは、絶対に外せない体験です。ラオスの伝統に感謝すると同時に、困っている人に思いやりを示す機会にもなります。この習慣は、この国の多くの場所で見られる、慈善と寛容の精神の真の証である。
ラオスキおすすめ観光スポット
上記のメジャーな観光地とは別に、ラオスキだけのルアンパバーン厳選観光スポットをご用意しました。
ノーナ＆ナイータ
プーシーの丘入口すぐ近くにある、ルアンパバーンでは珍しいビュッフェスタイルのフルーツジュースショップ。新鮮な野菜や果物から好きなものを選んで、自分だけのオリジナルジュースを作ることができます。
栄養豊富なアボカドにバナナを合わせて甘みを出したり、ニンジンやトマトなどの野菜を加えて栄養価を高めたりするのもおすすめです。どんなブレンドでもわがままを聞いてくれるのには、ローカルならではの優しさを感じます。また、砂糖やミルクの量も調整できるので、より健康的なジュースに仕上げることも可能。
値段は、どれだけブレンドしても定額。また、フルーツはカットしてそのまま頂くことも可能です。安価なカットマンゴーを食べながら、栄養価の高い健康的なフルーツジュースを飲むという、この上ない至福を味わうことができます。
このお店を「ラオスキおすすめ観光スポット」として認定した理由は、店員がどこよりも美しくフレンドリーだから。店を切り盛りするモン族の美人姉妹は、18歳と19歳というフレッシュさに加えて、天性ともいえる愛嬌から、地元の人はもちろん、多くの観光客から愛されているお店です。
おわりに
興味深い、文化的に豊かな経験をお求めの方には、ルアンパバーンへの旅を強くお勧めします。数え切れないほどの寺院やその他の見どころ、温かく迎えてくれる地元の人々、息を呑むような美しい風景など、ここで過ごす一日一日がラオス文化の光景、音、匂いでより豊かなものになるはずです。ラオスの歴史と文化を守るため、この美しい国でぜひ訪れたい場所です。