本当に払う必要ある?
ルアンパバーンのメコン川沿いで目撃された「謎の集金人」との攻防。人気カフェの前で起きた小さな事件から、ラオスのリアルな路上事情を紐解きます。
🎥 今回の参考動画はこちら ▼
サバイディー!ラオスをこよなく愛するナビゲーター、ラオスキです。
世界遺産の街ルアンパバーン。ゆったりとした時間が流れるこの街でも、時にはピリッとした瞬間に出くわすことがあります。今回ご紹介するのは、メコン川沿いの人気エリアで撮影された「駐車料金を巡る攻防」の動画です。
「ここは私の場所だ」「いや、公道だろう」——言葉はわからなくとも伝わってくる緊迫感。この動画の背景にあるラオスの駐車事情について、深掘りしていきましょう。
現場は人気カフェ「T56 CAFE & BAR」の前
まず、動画の背景に映り込んでいるおしゃれな看板に注目してください。「T56」という文字が見えますね。ここはルアンパバーンのメコン川沿い(Khem Khong通り)にある「T56 CAFE & BAR」です。
レンガ造りの外観と白い柵が特徴的で、Googleマップの評価も非常に高い人気店。朝は焼きたてのクロワッサン、夜はおしゃれなカクテルが楽しめる、観光客にも地元のおしゃれ層にも愛されているスポットです。
T56 CAFE & BARの場所はこちら
謎の集金人 vs 撮影者
動画では、緑色の服を着たラオス人女性が、駐車しようとするバン(撮影者側)に対して何かを強く主張しています。
「ここに停めるなら金を払え」「ここは管理地だ」といったニュアンスでしょう。一方、撮影者の男性は強い口調で反論しています。「なぜ払う必要がある?」「お前は何者だ?」といったところでしょうか。
結局、撮影者は支払いを拒否し、女性は諦めて別の青いトラックの方へと歩いていきます。この「諦めの早さ」が、彼女が正規の公的な徴収員ではない可能性を匂わせています。
ラオスの路上駐車事情と「勝手集金」
実はこれ、東南アジアでは珍しい光景ではありません。観光地や人気店の前の公道(あるいは私有地との境界が曖昧なスペース)を、近隣住民や自称管理人が「縄張り」にして、勝手に駐車料金を徴収するケースです。
もちろん、ラオスにも正規の有料駐車場は存在します。その場合、しっかりとしたチケット(半券)を渡されるのが一般的です。
相場はいくら?(インフレ事情)
かつてラオスの路上駐車料金といえば、バイクで2,000〜3,000キープ程度が相場でした。しかし、昨今の激しいインフレ(通貨安)により、相場も変動しています。
2025年時点のレート(10,000 LAK ≈ 73円)を考慮すると、現在は以下のような感覚です。
- バイク: 5,000〜10,000 LAK(約35〜70円)
- 車: 10,000〜20,000 LAK(約70〜140円)
日本人からすれば数十円の話ですが、現地の方にとっては貴重な収入源。そのため、こうした小競り合いは日常的に発生します。
旅行者はどう対応すべき?
もし皆さんがルアンパバーンでレンタルバイクや車を運転し、このような場面に遭遇したらどうすればよいでしょうか。
1. チケットの有無を確認する
「チケット?」と聞いて、正規の領収書や半券が出てくるなら支払うのが無難です。
2. 金額を確認する
「タオダイ?(いくら?)」と聞き、相場(バイクなら5,000〜10,000キープ)から大きく外れていなければ、トラブル回避代として払ってしまうのも一つの手です。
3. 明らかに不当なら移動する
動画のように強く拒否するのも手ですが、車に傷をつけられるリスクもゼロではありません。納得がいかない場合は、少し離れた別の場所に停めるのが最もスマートです。
まとめ:ローカルの逞しさを感じる一コマ
今回の一件は、観光地の華やかなカフェの目の前で繰り広げられる、ローカルな生活の知恵(?)と逞しさのぶつかり合いでした。
T56 CAFE & BAR自体はとても素晴らしいお店ですので、ルアンパバーンを訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。その際は、店前の「緑の服のおばちゃん」にも心の準備を忘れずに!
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