ラオス猫の酷い現状

東南アジアの内陸国ラオスでは、基本的に避妊去勢はしないという風習があります。「避妊去勢をするのは罰当たり」という意識が未だにあるからです。また、ラオスは後発開発途上国のため、月収が1万円ほどの人も多く、避妊去勢の費用を負担するのが難しいという一面もあります。
さらに「生まれた子猫は寺に捨てればいい」という風習も根強く残っています。しかし、子猫を育てられるほど余裕のある人は寺にはいません。突然捨てられた子猫は放置され、厳しい野良猫社会を生きていかなければなりません。
ワクチン接種もないまま、病気になり亡くなっていく猫がたくさんいます。また、縄張りに馴染めず他の猫と喧嘩になり、ひどい怪我のまま放置され亡くなっていく猫もたくさんいます。ラオスでは野良犬も多いため、かみ殺されることも頻繁にあります。
こうした劣悪な環境の中、多くの猫は長く生きることができません。重要なのは、苦しんで亡くなっていく猫を減らすことです。世話ができない猫を生ませるべきではありません。そのため避妊去勢は絶対なのです。
ラオスで保護猫活動を続ける日本人女性

上記のようなラオスの猫の問題を解決するため、岩竹綾子(りょうこ)さんは、ラオスで長年に渡り保護猫活動を続けています。ラオス人と結婚し『日本食よこはま』を営みながら、2018年10月より保護猫活動を始められました。
普段は寺に捨てられた猫に十分な餌を与え、現状より不幸な猫が増えないよう避妊・去勢手術を施し、怪我や病気の治療なども行われています。活動開始から保護する猫は増え続け、今では100匹以上にも上ります。また「捨て猫を見つけた」などの報告をSNSで受け、駆け付け保護することもあります。
最近では犬の保護の数も増え、猫と犬あわせて合計150匹以上の保護活動を毎日継続されています。
資金面の問題・寄付の受付
現状、猫の食費や雑費、医療費、避妊去勢の手術費用などが莫大に掛かっており、月に50万円以上の出費が発生しています。それらを岩竹さん一人で、ご自身の貯金を切り崩しながら活動されています。しかし、その貯金も間もなく底を尽きそうなところまで来ています。
餌やり、怪我や病気の治療の他、避妊去勢を推進することで、少しでも不幸な猫を減らそうという目的が根底にあります。
捨て猫が安心して暮らせるシェルターの設置や、保護猫ゲストハウスの開業なども考えております。そこで働くラオス人の雇用も生まれ、国の経済発展にも寄与することができます。
資金を理由に活動を辞めてしまえば、今までの苦労は水の泡となります。捨て猫・野良猫は増え続け、怪我や病気が蔓延することになるでしょう。
今でも資金を理由に治療を諦め、亡くなっていく猫がたくさんいる状態です。少しでも多くの支援を頂ければ幸いです。
銀行振込で寄付
銀行名 | みずほ銀行 |
支店名 | 大船支店 |
預金種別 | 普通 |
口座番号 | 2049451 |
口座名義 | イワタケリョウコ |
Patreon(パトレオン)で寄付
クレジットカードで寄付
決済ページ仮想通貨で寄付
仮想通貨による寄付も受け付けております。仮想通貨に関しては、こちらのページより、メッセンジャーにて岩竹さんの方へご連絡ください。
寄付以外の支援方法
寄付以外にも、いくつかの支援方法があります。少しでもご支援いただければ幸いです。
日本からの物資の運搬
ラオスでは手に入らない日本のフードや薬など、貴重な物資を運搬してくださる方を募集しています。旅行ついでに保護猫活動を支援してくださいませんか?
病気がちで餌を食べない猫も、日本の物なら食べるということがよくあります。ラオスでは手に入らない薬も貴重です。運搬をしていただける方は、こちらのページより、メッセンジャーにて岩竹さんの方へご連絡ください。
ほしい物の一例
『日本食よこはま』での食事
ラオスに滞在されている方、これからラオスへお越しになられる方は、ぜひ日本食よこはまへお越しください。食事をしていただければ、ご飲食代がそのまま保護猫活動への支援となります。また、お越しになられた際は、お気持ちのチップをくださると幸いです。
『日本食よこはま』の場所
保護猫グッズの購入
SUZURIにて、ラオスの保護猫活動費のためのグッズを販売中です。グッズをご購入いただくと、売上の一部が岩竹さんの保護猫活動費に充てられます。
ボランティアの募集
ラオスにいらっしゃる方で保護猫活動を手伝いたいという方は、こちらのページより、メッセンジャーにて岩竹さんの方へご連絡ください。一時預かりのボランティアや、日本へ猫を連れて行ってくださる『フライトボランティア』も募集しています。
受け入れ先の情報提供
ラオス国内外問わず、猫を受け入れてくださる施設や人物をご存じの方は、ぜひ情報をご提供ください。猫が安全に暮らせる場所を探しております。
シェアや拡散
こちらの記事を家族・友人・知人などにシェアしていただけるだけでも、多くの人がラオスの保護猫活動について知るきっかけとなります。また、下記のボタンよりSNSでも拡散していただけると幸いです。