「事業仕分け」の衝撃
今回はラオスのSNS界隈で話題のインフルエンサー兼実業家、Pou Pay(プーペイ)さんの動画を深掘りします。
彼女が語ったのは、綺麗事抜きのビジネス論。インフレが進むラオス経済の中で、「2026年に向けて何をやめ、何を伸ばすか」というシビアな決断です。現地在住者の視点で解説します。
🎥 今回の参考動画はこちら ▼
断捨離その1:中古車販売(Khok Rot)
Pou Payさんが真っ先に「契約が切れ次第やめる」と明言したのは、ラオスで「Khok Rot(コーク・ロット)」と呼ばれる中古車販売業です。
彼女は2年間この事業を運営してきましたが、以下の理由から撤退を決意したと語っています。
- 利益と労力の不均衡: 利益は出るものの「小銭(Bia Noi)」程度。
- 固定費の問題: 従業員に月給250万LAK(約17,500円)などを支払うと、手元に残る利益が少ない。
- リスク: 在庫リスクや管理の手間に見合うリターンがない。
ラオスキの視点 💡
ラオスでは車社会が進んでおり、道路沿いにテントを張って中古車を並べる「Khok Rot」は一般的なビジネスです。しかし、近年のキープ安による輸入コスト増大や、中国製EV(電気自動車)の台頭により、従来の中古ガソリン車市場は競争が激化しています。月250万LAKの給料は、ラオスの最低賃金(約160万LAK)を考慮すると標準的ですが、それでも利益を圧迫している現状はシビアです。
断捨離その2:トレンド依存のオンライン物販
次に挙げられたのが、一部の「オンライン販売」です。全てをやめるわけではありませんが、トレンドの移り変わりが激しい商材からは手を引くとのこと。
- 時間の消耗: 常に最新の流行を追い、コンテンツを作り続けないとフィードに表示されない。
- アルゴリズムの壁: SNSの仕様変更に振り回され、安定した収益化が難しい。
ただし、彼女自身のスキンケアブランドである「Dawan Cream(ダワン・クリーム)」に関しては、既に固定客(ファンベース)がいるため継続するとしています。自社ブランドの強みが浮き彫りになりました。
継続する事業1:金行(Gold Shop)
一方で、2026年も「絶対に続ける」と太鼓判を押したのが「Saw Sut(サオ・スット)」という金屋(ゴールドショップ)の経営です。
ラオスでは、通貨キープ(LAK)の価値変動が激しいため、資産を「金(ゴールド)」で持つ文化が根付いています。Pou Payさんも「これは食べていける(生活できる)」と明言しており、デザインをアップデートし続ければ長く続く「堅実なビジネス」と位置付けています。
継続する事業2:オーガナイザー&カクテル事業
そして、彼女のパートナー(夫)であるTony氏との共同事業と思われる以下の2つも継続リストに入りました。
- Tony Mix Organizer: イベント企画・運営。頭を使うし疲れる仕事だが、それに見合うリターンがある。
- Tony Mix Cocktail: カクテル販売(既製品のボトルカクテルなど)。長年の常連客がおり、新規客も入ってくる安定事業。
これらは「脳に汗をかく仕事」ですが、その分付加価値が高く、競合他社が真似しにくい領域であることが伺えます。
継続する事業3:株式投資
最後に挙げられたのが「株式投資」です。「労力をかけずに配当が得られる」点を最大のメリットとして挙げています。
ラオス証券取引所(LSX)か海外株かは明言されていませんが、ビジネスで得た収益を投資に回し、不労所得を得るというサイクルを確立しているようです。
まとめ:ラオスで生き残るビジネスの極意
今回の動画から見えてくるのは、「労働集約型の薄利多売ビジネス」から「ブランド資産・金融資産・スキル資産」へのシフトです。
Pou Payさんの決断は、インフレが進むラオスでビジネスをする人々にとって、非常に示唆に富んでいます。「流行りだから」ではなく、「資産として積み上がるか」を基準に選ぶこと。これが2026年を生き抜く鍵になりそうです。
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