「1,000万」の衝撃
(2025年12月レート目安)
現地の最低賃金の約4倍に相当!
🎥 今回の参考動画はこちら ▼
1,000万キープ提示で即採用!? 話題の動画を解説
サバイディー!ラオスキです。今回は、ラオスの自動車販売店が投稿した、一本のユニークなショート動画をご紹介します。
舞台は、ピカピカのEV車(電気自動車)が並ぶショールーム。お客さんの女性が、白いSUV車の前でセールスマンと話をしています。
動画の流れはこんな感じです。
- 女性客:「この車、いくら?」
- 店員:「4億5千万キープ(約315万円)です。」
- 女性客:「高いわね…。誰が買えるのよ、そんなの。」
- 店員:「月給1,000万キープ(約7万円)くらい稼ぐ人なら買えますよ。」
- 女性客:「えっ、1,000万!?」
この金額を聞いた瞬間、女性の目の色が変わります。場面転換後、テーブルに座った女性は店員にこう切り出します。
「ねえ、前の仕事、今日辞めてきたわ。ここ、スタッフ募集してる?明日から働くから!」
車を買うつもりが、あまりの待遇の良さに「その場で就職を決める」というコント仕立てのオチ。しかし、この動画にはラオスの現在の経済事情がリアルに反映されているんです。
検証:月給1,000万キープは本当に「高給」なのか?
「たった7万円で高給?」と、日本の感覚では不思議に思うかもしれません。しかし、ラオスの物価と賃金水準に照らし合わせると、これは紛れもなく「エリート級」の待遇です。
ラオスの最低賃金との比較
2025年現在、ラオスの法定最低賃金は月額250万キープ(約17,500円)程度です。度重なるインフレで引き上げられましたが、それでも日本円に換算すると2万円を切ります。
動画で提示された「1,000万キープ」は、この最低賃金の実に4倍。日本で例えるなら、初任給でいきなり月収80〜90万円を提示されるような衝撃があります。
一般的な給与水準
現地の公務員や一般企業のオフィスワーカーでも、月収は300万〜500万キープ(約2.1万〜3.5万円)程度がボリュームゾーンです。
つまり、月収1,000万キープを稼げるのは、外資系企業のマネージャークラスや、成功している自営業者、そして今回のような「歩合制のトップセールス」に限られます。女性が即決で転職を決めるのも無理はありません。
動画の舞台:ラオスのEVブームを牽引する「GAC AION」
この動画が撮影された場所についても深掘りしてみましょう。背景に映るモダンな内装と特徴的なヘッドライトの車。これは中国の自動車メーカー、GAC(広州汽車)のEVブランド「AION(アイオン)」のショールームです。
車種は「AION Y Plus」
動画に登場する白い車は、東南アジアで爆発的にヒットしているコンパクトSUV「AION Y Plus」と思われます。
ラオスでは近年、ガソリン価格の高騰と通貨安による燃料不足(ガソリンスタンドの長蛇の列)が社会問題化しており、維持費の安いEV車への注目が急激に高まっています。
車両価格の「4億5千万キープ(推定)」は、現地の一般的な年収の10倍以上。それでも、富裕層を中心に飛ぶように売れているのが、格差が広がるラオスの現状とも言えます。
撮影場所:Phaluay Auto
動画のアカウント名「Phaluay Official」から、撮影場所はビエンチャンにある自動車ディーラー「Phaluay Auto(パルアイ・オート)」である可能性が高いです。
ここは様々な輸入車を扱う大手ディーラーの一つで、最近では中国系EVの販売に力を入れています。ショールームも近代的で、ラオスの経済成長を象徴するような場所です。
Phaluay Autoの周辺情報
※地図は同社の関連オフィスまたは代表的な拠点を示しています。ショールームはビエンチャン市内の主要道路(T2ロードなど)沿いに展開されていることが多いです。
まとめ:ラオスの「今」を映す鏡
たった数秒のコント動画ですが、そこには「急激なインフレ」「EVシフト」「賃金格差」という、ラオスの現代社会が凝縮されていました。
1,000万キープという数字は、現地の人々にとって「成功の証」であり、憧れの金額。もしラオスで働く機会があれば、この数字を一つの目安にしてみると、現地の生活レベルが見えてくるかもしれません。
ラオスの経済は今、激動の真っ只中。これからも現地のリアルな情報を、生活者の視点でお届けしていきます!
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