ラオス最大級のレンガ工場
ビエンチャン郊外で見た規格外の技術。
🎥 今回の参考動画はこちら ▼
サバイディー!ラオスの建設現場を支える「赤い宝石」
サバイディー(こんにちは)!ラオスキです。🇱🇦
皆さんは、ラオスの街を歩いていて「建設中の建物が多いな」と感じたことはありませんか?
現在のラオス、特に首都ビエンチャン周辺では、中国からの投資やインフラ整備の影響で、空前の建設ラッシュが続いています。
そんな建設現場に欠かせないのが「レンガ」です。今回は、ビエンチャン郊外にあるラオス最大級のレンガ工場「永云红砖厂(Yongyun Red Brick Factory)」に潜入してきました。
そこで目にしたのは、手作業ののどかな風景ではなく、最新技術を駆使した「動く窯」の衝撃的な光景でした。🧱✨
1個わずか7円!激安レンガの秘密
まず驚かされたのが、その価格です。
この工場で作られている標準的な赤レンガは、1個あたり1,000キープ。
2025年12月現在のレート(1 LAK ≈ 0.0072 JPY)で換算すると、なんと約7.2円です!
日本のホームセンターでレンガを買うと1個100〜150円はしますから、その安さは圧倒的ですね。
ちなみに、ラオスの屋台でサンドイッチ(カオチー)を買うと20,000〜30,000キープ(約140〜210円)ほど。つまり、サンドイッチ1個の値段でレンガが20個も買えてしまう計算です。🥪🧱
まるで列車!? 巨大な「移動式トンネルキルン」
この工場の最大の見どころは、全長50メートルにも及ぶ巨大な焼成炉(キルン)です。
通常、レンガを焼くときは「窯の中にレンガを入れる」か「ベルトコンベアでレンガが窯の中を通過する」のが一般的ですよね。
しかし、ここでは「レンガの山の上を、カマボコ型の窯自体が列車のように移動する」という特殊な技術(移動式トンネルキルン)が採用されています。
地面にレールが敷かれ、積み上げられた乾燥レンガの上を、真っ赤に熱せられた炉がゆっくりと進んでいきます。
この方式だと、レンガを出し入れする手間が省け、熱効率も非常に良いため、24時間体制で焼き続けることができるんです。
1日60万個!自動化された生産ライン
工場内は、驚くほど自動化が進んでいます。
- 粉砕: 原料の土をマシンで細かくパウダー状に。
- 成形: 水を加えて練り、巨大なところてんのように押し出す。
- 切断: ピアノ線のようなカッターで瞬時にブロック状にカット。
- 積載: ロボットアームが正確にパレットに積み上げ。
特に、積み上げロボットの動きは圧巻!人間がやると腰を痛めそうな重労働も、機械なら文句ひとつ言わずに正確にこなします。
この工場だけで、1日に約60万個ものレンガを生産できるとのこと。ラオスの発展を物理的に支えているのは、まさにここなんですね。🏗️
環境への配慮と品質管理
「安いレンガは品質が悪いのでは?」と思うかもしれませんが、品質管理も徹底されています。
原料となる土は、硬度の高い岩石質の土や、粘りのある土など、複数のスペックをブレンドして強度を出しています。
また、床には排煙ダクトが張り巡らされており、焼成時に出る煙や熱を回収するシステムも完備。環境への負荷を減らす工夫も見られました。
工場内にはほとんど煙がなく、空が見えるほどクリアだったのが印象的です。🌿
工場の場所と行き方
今回訪れた「永云红砖厂」は、ビエンチャン市内から北へ、ナムフム貯水池(Ang Nam Hum)へ向かう道の途中にあります。
看板には大きく「永云红砖厂」と漢字で書かれているので、近くを通ればすぐに分かります。
基本的には卸売専門の工場ですが、個人の見学もフレンドリーに受け入れてくれる場合があるようです(※訪問時は要確認)。
ラオスの「今」を肌で感じる社会科見学として、非常に興味深いスポットでした!
ナムフム貯水池エリアの地図はこちら
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!コープチャイ(ありがとう)!🙏
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