巨大な「アレ」の正体
金魚鉢のような巨大ボウルの中身は、宝石でも金魚でもありません。ラオスの人々が熱狂する「森の宝石」の赤ちゃんたちでした。
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サバイディー!ラオスの虫愛づる暮らし
サバイディー!ラオスキです。
東南アジア、特にラオスやタイ東北部(イサーン)では、昆虫は単なる「食材」ではありません。子供たちにとっては最高の遊び相手であり、大人たちにとっては情熱的な趣味、そして時には「富」をもたらす存在でもあります。
今回ご紹介するのは、ラオスの美女インフルエンサーが公開した、とある「お引越し」の様子。美しい彼女の前にある巨大なガラス容器、その中身を知れば、あなたもラオスの奥深さに驚くはずです。
「Ban Krading」の衛生管理術
動画のタイトルにある「อะนามัย บ้านกระดิ่ง(Anamai Ban Krading)」は、「クラディン家の衛生管理(お掃除)」といった意味です。
彼女が「Ban Krading(ベルの家)」と呼ぶこの場所で行われているのは、カブトムシ(ラオス語でメン・クワーン)の幼虫たちが暮らす土の交換作業です。
プロ顔負け!3層構造の秘密
彼女が解説するこの巨大ボウル、実は適当に土を入れているわけではありません。動画の冒頭(0:12頃)で説明されているように、なんと3つの層に分かれているのです。
- 上層(Top):清潔なマット。乾燥や雑菌の侵入を防ぐフタの役割。
- 中層(Middle):幼虫たちが食べるための栄養豊富な新しい土。
- 下層(Bottom):幼虫の排泄物(U-U)や食べ残しが溜まる場所。
「上層は一番きれいだから、最初に取り出しておくの」と語る彼女。ブリーダーとしての手際の良さが光ります。
緊張の瞬間!幼虫たちの選別
土を掘り進めると、いよいよ「住人」たちの登場です。この作業は単なる掃除ではありません。彼女が「一番難しいパート」と語るように、生死の確認と選別を兼ねています。
動画の2:10あたりをご覧ください。ボウルの中から出てきたのは、プリプリに太った大量の幼虫たち!
「こんなに沢山いたの!?」と思わず声が出そうになりますが、彼女は慈愛に満ちた表情で一匹ずつ優しく移動させていきます。
カブトムシの幼虫は非常にデリケート。強い力で握ると弱ってしまうため、彼女のように優しく、しかし手早く扱うのがコツなんです。
なぜラオス人はカブトムシに熱中するの?
日本でもカブトムシ飼育は人気ですが、ラオスやタイでは少し事情が異なります。
ここでは、オスのカブトムシを戦わせる「闘虫(Kwang Chon)」という伝統文化が色濃く残っています。毎年9月から10月頃には各地で大会が開かれ、強い個体には数千円〜数万円相当の値がつくことも珍しくありません。
※現地の一般的な公務員の初任給が約200万キープ(約14,000円)程度であることを考えると、その価値の高さが分かります。
そのため、こうして幼虫の頃から栄養価の高いマット(発酵オガクズなど)を与え、大きく強く育てることが、ブリーダーたちの至上命題なのです。
まとめ:虫と生きるラオスの日常
一見するとギョッとするような映像でしたが、彼女の丁寧な手つきからは、小さな命へのリスペクトが伝わってきましたね。
ラオスを訪れた際は、市場や軒先でカブトムシが売られている光景に出会うかもしれません。その時は「ただの虫」と思わず、彼らが大切に育ててきた「家族」であることを思い出してみてください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。コープチャイ(ありがとう)!
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