「TikTokで本当に収入が得られるの?」ラオスに住む一人の女性が投稿した動画が、現地でのSNS収益化の現実に光を当てています。その鍵は再生回数ではなく、視聴者からの「ギフト」にありました。
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@khemthong48
ラオスでもTikTokで稼げる? 現地クリエイターのリアルな疑問
「TikTokで本当に収入が得られるの?」ラオスに住む一人の女性が投稿した動画が、現地でのSNS事情に新たな光を当てています。
多くの若者が利用するTikTokですが、その収益化については意外と知られていないのが実情。
彼女の発見を通して、ラオスにおけるTikTokのリアルな稼ぎ方を見ていきましょう。
収益の鍵は「投げ銭(ギフト)」システム
彼女が驚きと共にシェアしたのは、TikTokの収益画面。
ラオスでは、日本や欧米で導入されている再生回数に応じた広告収益プログラムはまだ一般的ではありません。
では、どうやって収入を得るのでしょうか。その答えは、視聴者から送られる「ギフト(投げ銭)」にあります。
- ライブ配信でのギフト: 配信中に視聴者がバーチャルギフトを送ることで、クリエイターを直接応援できます。
- 動画へのギフト: 投稿された動画に対してもギフトを送ることができ、これが収益につながります。
友人の勧めで収益化機能をオンにしたところ、実際に収入が発生したという彼女。
この「ギフト」こそが、現在のラオスにおけるTikTokクリエイターの主な収入源となっているのです。
気になる収益の引き出しルール
動画の中で、彼女は収益の引き出しに関するスクリーンショットを公開しています。
そこには、ラオス人クリエイターが直面する具体的なルールが示されていました。
- 1日の引き出し上限額: 当初、1日に引き出せる金額の上限は100ドル(約15,000円)に設定されています。
- 段階的な上限解放: 実績を積むことで、この上限額は月ごとに200ドル(約30,000円)、400ドル(約60,000円)と段階的に引き上げられていく可能性があるようです。
「本当に引き出せるの?」と半信半疑な彼女の様子からは、多くのラオス人にとって、SNSでの収益化がまだ身近なものではないことがうかがえます。
しかし、この発見は、ラオスでも新たな収入の形が生まれつつあることを示す貴重な証拠と言えるでしょう。
まとめ
ラオスにおいてTikTokで収入を得ることは、決して夢物語ではありません。
主流は再生回数ではなく「ギフト」によるものですが、ファンからの応援を直接的な収益につなげることが可能です。
この動画は、ラオスの若者たちがSNSという新しいツールを手に、自身の可能性を模索しているリアルな姿を映し出しています。
