首都ビエンチャンを駆け巡るオレンジ色のバイク集団。急増するフードデリバリー「E-GetS」ドライバーのリアルな1日と、驚きの収入事情に密着します。
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@p.pepeyy
ラオスで急増中!フードデリバリー「E-GetS」ドライバーのリアルな1日と収入を大公開
ラオスの首都ビエンチャンでは、オレンジ色のジャケットを着たバイクドライバーが街中を駆け巡る光景が日常となりました。彼らの多くは、フードデリバリーサービス「E-GetS」の配達員です。
今回は、現役の女性ドライバーが自身のYouTubeチャンネルで公開したVlogをもとに、その仕事のリアルな1日と気になる収入事情に迫ります。
密着!E-GetSドライバーのタイムスケジュール
動画では、彼女の1日の仕事ぶりが記録されています。体力と忍耐力が求められる仕事であることが伝わってきます。
- 11:00頃:最初の注文を受け、配達業務をスタート。日中の暑い時間帯も、ひっきりなしに注文をこなしていきます。
- 14:00頃:少し遅めの昼食休憩。麺料理を食べてエネルギーをチャージし、午後の配達に備えます。
- 20:00過ぎ:最後の配達を終え、1日の業務が終了。始業から約9時間、彼女は走り続けました。
気になる収入は?1日の稼ぎと月収シミュレーション
多くの人が気になるのが収入面。Vlogでは、1件ごとの報酬から1日の合計、そして月収の目安まで赤裸々に公開されています。
1回の配達あたりの収入
動画内で彼女がこなした配達のほとんどは、1件あたり12,800キープ(約90円)でした。
時には一度に3件の注文をまとめて配達したり、少し距離のある配達で18,300キープ(約130円)の報酬を得る場面も見られました。
1日の総収入
この日、彼女が稼いだ合計金額は316,500キープ(約2,220円)でした。1日に24件もの配達をこなした結果です。
驚きの月収シミュレーション
動画の最後で、彼女は自身の月収についてシミュレーションをしています。
- 基本収入:1日300,000キープ(約2,100円)×26日勤務 = 7,800,000キープ(約54,600円)
- 各種手当:皆勤手当、家賃補助、ガソリン代などが別途支給されるとのこと。
- 合計月収(目安):手当を含めると、月収は約8,900,000キープ(約62,300円)に達すると語っています。
これはあくまで彼女の頑張りに基づく一例ですが、ラオスの平均的な収入と比較すると、非常に高い水準であることがわかります。
収入は「頑張り次第」!ラオスの新しい働き方
E-GetSドライバーの仕事は固定給ではなく、完全に成果報酬型です。収入は本人の頑張りに直結します。
- 勤勉さがカギ:休まずコンスタントに働くことで、皆勤手当などのインセンティブを得ることができます。
- 距離も重要:配達距離が長くなれば、その分報酬もアップします。
- 忍耐力が求められる:天候に関わらず、長時間バイクに乗り続ける体力と精神力が必要です。
この仕事は、学歴や職歴に関わらず誰でも挑戦できる一方で、努力した分だけ収入として返ってくるという、ラオスの若者にとって新たなキャリアの選択肢となっています。
ラオスのリアルな経済と働き方の一端が垣間見える、興味深いVlogでした。
